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    結婚披露宴の流れ〜はじめに3/披露宴の標準、補足

    三連休初日の東京は雪。がっかりされている方も多いかも知れませんが、あまりにも乾燥した日が続いたので良しとしてもよいのでは…。
    さて、前々回披露宴の基本(いわば骨組み)について話し、前回はよくある標準的な流れについてお話ししました。
    今回はさらに補足として、よく見かけるが行わない人も多いイベントをざっと挙げてみましょう。前回の最後にもちょっと触れましたが、披露宴にもう少しプラスアルファを付け加えたいときに、行われがちなイベントです。

    プレゼントタイム
    御客様に何らかのプレゼントを渡すイベントで、クイズ形式(お色直しの「ドレス当てクイズ」)にしたり、抽選(デザートに仕込んだ「ラッキードラジェ」)にしたり、ある条件のもと指名したり(「返信葉書先着プレゼント」)、さまざまです。ただし、独身女性の個人を指定して「幸せのおすそわけ」としてブーケを手渡すのは、次のブーケプルズに近いかも知れません。

    ブーケプルズ
    結婚式後のイベントとしてのブーケトスが行われなかったとき、披露宴でブーケプルズが行われることは、しばしば見かけられます。

    テーブルスピーチ
    司会者がお席まで伺って、何人かの方に簡単なスピーチをしてもらいます。サプライズ形式でインタビューに伺う突撃インタビューなんかも、この一種でしょう。

    カラオケ
    友人余興でもよくあるのですが、それに限らず新郎新婦本人や御親戚・親御様・仕事関係者等々が、カラオケを披露します。都内の式では全く行われないことも多いですが、地方によっては、披露宴後半がほとんどカラオケ大会になってしまうような展開もあったりします。

    お子様花束
    出席されたお子さま方が新郎新婦に花束を渡し、お二人からお礼のプレゼントを返すイベントです。

    親戚余興
    御親戚の中で一芸をお持ちの方がここぞとばかりに腕を発揮する時間です。

    デザートビュッフェ
    御客様がテーブルに並べられた色とりどりのデザートを自ら取りに行くイベントです。似たようなものに、新郎新婦が自らケーキを配るケーキサーブがあります。

    他にも映像系やお料理系のイベントなど、思いつくものを挙げればキリがありませんが、このぐらいで。
    とりあえず、前回挙げたようなよくある披露宴構成でさらに何かが欲しいというときは、上記の中からいくつか足すだけで、2時間半の披露宴のプログラムは完全にできあがります。

    show&mii
    (ё_ё)「どれも思い当たる! 私の友だちの披露宴は、イベントがあるものが多かったわ」
    (∂_∂)「逆に俺はイベントは抑えめで、歓談中心の披露宴が多かったな」
    (ё_ё)(∂_∂)「どっちも、素晴らしかった!」


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    結婚披露宴の流れ〜はじめに2/披露宴の標準

    さて、前回は結婚披露宴のこれだけは皆さんおやりになるという基本を書いてみましたが、実際はもっと肉付けされることがほとんどです。
    私もかつてはビデオシネマなどのシナリオをたくさん書かせて頂いたものですが、そんな仕事でもし、ごく一般的な結婚披露宴のシーンがあるとすれば、どのような流れを前提とするか。
    今日はそんなことを考えながら書いてみました。

    披露宴の標準的構成

    今までの経験を総合して、最もよくある結婚披露宴の構成を書いてみると、次のようになります。

    1.新郎新婦入場
    2.ウェルカム・スピーチ
    ※お二人から皆さんへのご挨拶のことで、多くの場合は新郎がされます。
    3.新郎新婦経歴紹介
    4.主賓挨拶

    5.ケーキ入刀
    6.乾杯
    7.歓談
    8.新郎新婦中座
    9.プロフィールムービー上映
    10.お色直し入場
    11.テーブルラウンド

    ※要は各卓を巡る演出のことで、キャンドルサービスから各卓写真撮影まで、さまざまです。
    12.友人祝辞(ないしは余興)
    13.歓談
    14.祝電披露
    15.御両親への手紙
    16.御両親へ花束もしくは記念品贈呈

    17.謝辞
    18.新郎新婦退場

    以上です。前回の基本の骨組みから、新たに登場した項目は緑色で表しました。ちなみに主賓挨拶や友人祝辞など、(多くの場合)新郎側と新婦側が各々行うものについてはまとめて書いているので、実際の流れよりはずいぶんシンプルになってます。
    それでも、ずいぶん増えた気がしませんか? 実際、都内で行われるような二時間半程度の披露宴なら、これだけでもかなりの時間が消化されます。もしも友人余興が気合いの入った長いものだったら、完全に時間が埋まってしまうぐらいです。
    そういうこともなく、後半が若干寂しいのであれば、テーブルインタビューお子様からの花束贈呈、何らかの趣向を凝らしたゲストへのプレゼントタイムデザートビュッフェなどを設ければ、披露宴でできることはもう一杯になってしまいます。

    ですので、基本以外の部分は(上記の緑色の部分も含め)、みんながやってるからではなく、自分たちにとって必要かという考えで、イベントを絞り込んで構成するようにしましょう。
    実際、私の撮影した披露宴の多くで、上記の緑色のイベントのいくつかが無くても、素晴らしい結果に終わったものがあります。

    show&mii
    (∂_∂)「2時間半って長いように思うけど…」
    (ё_ё)「あっという間だって! 結婚したともだち、みんなが言ってる」
    (∂_∂)「結構、タイトなスケジュールになるのかもね」


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    結婚披露宴の流れ〜はじめに1/披露宴の基本

    ザッケローニ・ジャパン、アジアカップ優勝おめでとうございます!
    今まで撮影した中にもサッカーマニアの新郎新婦はたくさんいらしたので、皆さん、どれほどお喜びだろう…と、思いを馳せてしまいました。

    さて、前回まではちょっとお堅い機材の話が続きましたので、今日からはいよいよ結婚披露宴についてお話しして行きたいと思います。

    披露宴のキホンのキホン

    「披露宴って何をしたらいいの?」−結婚が決まってから、こんな疑問を抱かれる方は意外と多いのではないでしょうか? (一部の人前式を除いて)ある程度パターンが決まった挙式と違って、披露宴の形はさまざま。それだけに何をしたらいいのか、迷いがちなものです。
    そこで私が今までの披露宴撮影の経験から、これだけは皆さんおやりになるというものを挙げてみましょう。ただし、あくまでも都内・関東を中心に撮影している私が見た中のまとめです。ほかの地方の方で「これがないのは考えられない」というのがあったら、ごめんなさい。

    1.新郎新婦入場
    私が見たどんな披露宴でも、ゲストが先に入られてから、新郎新婦が入場されました。お二人の姿を華やかに「披露」するという意味で、大切なイベントでしょう。

    2.ケーキ入刀(ないしはそれに代わるもの)
    「結婚しました」ということを共同作業という形で「披露」するイベントです。和装の場合は鏡開きも多いです。他の例もありますが、改めてお話しします。

    3.乾杯
    祝福の意味だけではなく、お食事を楽しむ「宴」の始まりとして欠かせません。二次会でも、ほとんどの場合は行われます。

    4.歓談
    どんなにイベントの多い披露宴でも、「お食事と歓談」だけの時間は必ず設けられます。

    5.謝辞
    来て下さった方への感謝を言葉にします。両家代表(多くは新郎のお父様)と新郎の両方が述べる場合が最も多いですが、片方だけのこともあります。逆に新婦も述べる場合も、両方のお父様が述べる場合もあります。

    6.新郎新婦退場
    宴の締めくくりの形として新郎新婦はお客様より先に退場します。また、そのことによってお客様の退場開始までに送賓(お見送り)の準備を整えるわけです。

    以上です。「え? これだけ?」と思われるでしょうね。
    もちろんこれだけでは寂しい気がして皆さん、いろいろとお考えになるわけですが、逆に言えば上に挙げた以外のことは、やらなきゃいけないわけではないのです。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃという義務感でやる必要はないのです。
    (乾杯以外の)主賓挨拶がない場合も、お色直しがない場合も、花嫁の手紙がない場合もありますし、いずれの場合もそれなりに形が整うものです。たまたま気づいた方が「そう言えば無かったわね」と思うぐらいです。
    唯一、敢えて皆さんがおやりになることで、御両親への花束(もしくは記念品)贈呈は外しましたが、これをやることはルール的な判断ではなくお気持ちで決めて頂きたいからです。

    上記のキホンを出発点に、自分たちの希望や仕事上の人間関係を考慮し、そして何より感謝とおもてなしの心を表すことを第一に、皆さんそれぞれの披露宴の形を決めていって下さい。

    show&mii
    (ё_ё)「お色直しは私の中では『必ずやらなきゃいけないこと』だわ」
    (∂_∂)「そりゃまあ、分かるけど」
    (ё_ё)「お色直し入場のときは、お姫様だっこも必ずやってもらわないと!」
    (∂_∂)「じゃ、ダイエットも必ず…」
    (ё_ё)「ん?何か言った?」


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    ビデオ業者の選び方〜業者間の比較ポイント4

    秋の結婚式シーズンの多忙な時期を過ぎても仕上げに時間がかかり、ブログの更新がたいへんご無沙汰になってしまいました。今日からぼちぼちと進めていこうと思います。
    今日は(話は前後しますが)撮影体制について、前々回で書き切れなかった使用機材について追記いたします。

    使用機材(カメラ・三脚以外)

    撮影機材

    稀な例ですがクレーンを使ってブライダルビデオを撮影しているのを見たことがあります。
    クレーンを使った絵づらといっても一般の方はピンと来ないかも知れませんが、歌番組などでは頻繁に使われているので注意して見てみて下さい。
    高い位置から一気に対象に寄っていくときなど、ダイナミックな効果があります。ブライダルでは式を挙げたばかりの新郎新婦が(会場外に単独に建てられた)チャペルから出てきて、大階段を降りてくるときにドラマチックな雰囲気を盛り上げることでしょう。
    ここまで大規模な機材となると会場の外部業者ではなかなか持ち込めないはずで、私が見た例でも式場内に機材置場のある提携業者が使用していました。
    もちろん式場提携業者でも、ほとんどは使用しません。ですので、クレーンまで使うのであれば高額なのも納得できるといえます。
    ただしビデオ全編の中でクレーンが活躍する場というのはごく限られているのではないでしょうか。そのために高いお金を払うかどうかは、あくまでもお客様の判断です。

    式場提携業者だけが使える特別な機材としてクレーンよりも効果的なのは(設置されていればの話ですが)、むしろ会場備え付けのカメラでしょう。
    例えば祭壇に上がれないチャペルでキリスト教式を行う場合、祭壇内やその上方に設置されたカメラをリモートコントロールできれば、それはかなりのメリットとなります。この場合は外部業者より式場提携業者を選ぶ大きな理由になりそうです。

    ステディカム外部業者でもたまに使う特殊な撮影機材にステディカムがあります。
    初耳な方も多いかとは思いますが映画『シャイニング』('80)などで使用されて映像業界に広まった機材で、移動しながらの撮影で手持ちのブレを軽減してあたかも宙を滑るようななめらかさを実現するものです。
    本来はTiffan社の登録商標で写真も同社のサイトのものですが、こうした本格的なステディカムはカメラマンが専用のごついジャケットを着込んで使用するもので、なかなか手軽に使用できるものではありません。
    現在は他社による簡易化した製品もステディカムと呼ぶ人もいます(マニアには手作りする人も多いです)。どちらかというとイメージビデオ的な処理に向いているので、当日エンドロールなどで出番が多いかも知れません。
    式・披露宴全般をもれなく記録するビデオでは、使いどころは限られてくるのではないでしょうか。私見では、司会者によるお二人の紹介や祝電披露の最中に、会場をなめ回すように撮るのに使えるんじゃないかと思います。新郎新婦の入退場なんかで、画面にしっかりお二人を納めた絵を持続させるのは普通の手持ちの方がいいような気がするのですが…。
    もしステディカムを使うことで料金が高くなることがあるのなら、それだけの意味があるか吟味することが大事だと思います。普通に手ぶれがなくなるだけじゃなく、ふわふわと宙を漂うような独特の効果を出す装置ですから。

    他に私が使う機材というと、披露宴でライブ演奏などが行われ、その音をマイク録音でなるべく綺麗に録りたいというご希望があったときにカメラとは別にレコーダーを使うことがあります。この場合はもちろん追加料金を頂くのですが、そんなにお高くはありません。私の場合は、ZOOM社のH2というハンディレコーダーを使っています。また、特にご要望が無くてもお客様からコメントを頂くときは、カメラに外部マイクを接続しています。

    show&mii
    (∂_∂)「歌番組なんかじゃ全カメラがクレーンで動き回ることがあるよね」
    (ё_ё)「言っちゃ悪いけど、テクニックをひけらかしてるみたい。落ち着いて見てられないわ!」
    (∂_∂)「ブライダルビデオでも同じこと。まずは堅実に二人を撮ってくれて、変わった機材の話はそれからだね」


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    ビデオ業者の選び方〜業者間の比較ポイント3

    お盆休みは楽しく過ごされましたか?
    これから我々ブライダル関連業者は、一年で最も暇な時期から最も忙しい時期にシフトするときを迎えます。
    それでは、撮影体制についてお話を続けましょう。

    カメラマンの人数

    ライブシネマでは、カメラマン一人のコースと二人のコースを御用意しています。
    ビデオカメラマンの人数でそんなに違いが出るのか?と、疑問に思われる方もいらっしゃるようですが、これはハッキリと違います。よく写真カメラマンが二人ついている場合が見受けられますが、断言してもよいですが人数による違いはビデオの方が影響します。
    例えば写真ならひとつのイベントの最中、ある場所で撮って移動して別の場所で撮るということが可能ですが、ビデオでは難しくなってきます。出来事を持続して撮らねばならないので、大きな移動をするとその間の場面が台無しになりかねないからです。ですが、カメラマンが複数いるとそれぞれが別の場所で撮ることができます。
    もう少し詳しく知りたい方は、ぜひ当方のホームページの「ブライダルビデオで複数のカメラを使う意味」という文章をお読み下さい。
    もちろん前に述べたようにブライダルビデオで外部業者をお使いになる理由として、「より安くすませたい」ということがあります。ですので、どうしても高めになるカメラマン二人のコースが避けられがちになるのは仕方ないことだと思います。実際当方でも、カメラマン一人のコースの御注文の方が圧倒的に多いです。どちらを選択するかは御客様の御事情によりますが、業者を比較するポイントとして考えた場合、このように言えます−。
    カメラマン複数によるコースもちゃんと用意しているかどうかで、その業者のブライダルビデオ業務に対する取り組み方を推し量ることができるのです。
    ついでに言いますと、ビデオカメラマンにせよ写真カメラマンにせよ、多ければ多いほどいいとは言い切れません。会場の広さに余裕のないところで5人も6人もカメラマンが動き回っているのは、いくらなんでも目障りですよね…。広くて余裕があるなら、別ですが。

    show&mii
    (∂_∂)「編集でカメラ位置が切り替わったりすると、とたんに本格的な印象を受けるよな!」
    (ё_ё)「映画みたいよね」


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    ビデオ業者の選び方〜業者間の比較ポイント2

    海老蔵さんの次は石田純一さんがゴールイン。名うてのプレイボーイが次々と家庭におさまっていきますね。
    さて、業者間の比較ポイントの話を続けましょう。
    今回からは撮影体制に的を絞って語っていきたいと思います。

    使用機材

    カメラ

    まずは ビデオカメラについて御説明しましょう。けっこう長文になってしまいましたが、関心がおありの方はぜひ読んでみて下さい。
    私どもも実際、お客様から「どんなカメラで撮るんですか」と問い合わせがくることがあります。機種名そのものについてはホームページのQ&Aのコーナーに明記しているのですが、実際にお訊きになりたいのはプロが使うようなカメラかどうかということみたいです。
    これはなかなか一概には判断のつかないところで、業務用のカメラだからOK、ハンディカムはNGというものでもありません。

    HDR-FX1例としてここで当ライブシネマの答え方を挙げますと、写真(ソニーさんのサイトからリンクさせて頂いてます)のようなHDR-FX1というカメラを使うことがあるわけですが、このカメラの場合はメーカー的には実はハンディカムの一種で(業務用ではない)民生機の位置づけなのです。
    しかし外見は写真で見るように一般にイメージされる家庭用には程遠いもので、実際の大きさもレンズ径が72mm、サイズも幅151×高さ181×奥行365mmと、そこそこごついものです。
    そして何よりも大事なのは撮影しながら(ある程度ですが)カメラマンによるマニュアルでの細かい調整が可能で、業務に使えるだけの高いクォリティの映像が撮れるということです。
    そこで私はお客様からの問い合わせにはこのように答えます。「民生機としては最上クラスに入る機種で見た目も業務用だし、実際に業務で使えるだけの機能のあるカメラを使います」と。そしてその言葉に偽りはないものと信じています。実際このカメラにプロ用の録音端子さえついていれば(プロの録音部さんがつなげる機材用の端子がついていれば…ということです)ごく短いテレビ番組ぐらい撮れてしまうのではないでしょうか。
    ですが業務に使えるカメラ全般の中では比較的安価であることも事実で(といっても発売当初の実売価格は40万円弱)、そのことが当方の低価格の理由のひとつにもなっています。

    そしてまた業務用でショルダーカム(いわゆる肩乗せ型)ならもっと良くなるかと言えば、決してそうは言い切れません。
    HVR-HD1000J極端な例になりますが、写真(これもソニーさんのサイトのリンクです)のカメラをご覧ください。
    これは業務用のショルダーカムとして売られているHVR-HD1000Jというカメラで、サイズも265×231×460mmと(あくまでもHDR-FX1のような“ハンディカム”と比べてですが)大きめです。現場でこれを構えていたらFX1以上に「おお、プロだ!」という感じがすることでしょう。
    しかしこれ、HDR-FX1の半額以下というお値段相応に(見た目はごついくせに)肝心のレンズ径が37mm、おまけに操作性は家庭用の小型ビデオカメラ並に単純で、機能面で業務用といえる点は皆無なのです。先に挙げたプロ用の録音端子もついてません。
    家庭用の小型カメラに業務用のハリボテをかぶせたような造りと言えましょう。
    にも関わらずこれが業務用とされている理由はハッキリ言って「安価なのに見た目が業務用」ということに尽きるのでしょう。信じられないことにそれはそれでニーズがあるわけなのです。
    実際私も−ブライダルではない問い合わせでしたが−いきなり「おたくのカメラは肩乗せ式ですか」と訊かれたことがあります。そこで仮に「はい」と答えて、このHD1000Jを持っていったら通用したでしょうか? 私は通用したと思います。
    全くこのHVR-HD1000Jというカメラは、単価が安いのでとても本格的な機材を投入は出来ないけど見た目だけはプロっぽくみせたい業務のために開発されたと言っていいものですが…ソニーさんが考えるそのような業務とは、何でしょうか? ちょっと、ここをクリックして、このカメラの紹介ページの写真を見てみて下さい…。何だか考えてしまいますよね!

    もちろんHVR-HD1000Jのような“なんちゃって業務用”ではない、高価で高機能な肩乗せ式のカメラを使っている業者もいるにはいるでしょう。しかしお値段にも反映してくるのではないでしょうか。
    もし御客様が低価格をお望みであれば、業者もそのお値段に使える中でのベストの選択をしてくると思います。かといって、あまり機材の質を下げると作品内容にも影響が出ます。
    そのための「使えるカメラ」の境界線はそれぞれの業者の判断で、既に述べたように言葉だけの業務用・見た目だけの肩乗せ式は判断材料になりません。もしこだわるのならば業者の説明(私どもなら、上述の赤字部分)を聞いた上で、それでも納得できなければ実際の機材名で検索してみて、判断するしかないのではないでしょうか…。

    三脚

    カメラ以外に撮影に使う機材というと、少し考えれば三脚が思い浮かぶでしょう。
    三脚というのは実は本当にピンキリで1万円以下から100万を超すものまでさまざまです。しかし、仮に高価な大きい三脚を使うことをセールスポイントにしてる業者があったとしたら、ブライダルでどれだけの意味があるのか疑問です。重要なのは小回りが効くことで、しっかりした三脚で撮った絵自体は安定性のあるものかも知れませんが、撮らなければいけないポイントポイントを素早く押さえていくのに、大きな三脚は意味をなしません。また三脚ごと頻繁に移動されては御客様にもたいへん目障りです。
    思うにブライダルで三脚が意味をなすのは、式場などで本当に撮影ポイントが限定されている場合か、メインの手持ちカメラがあった上でサブカメラ(あるいは全景用の無人カメラ)に使う場合でしょう。少なくとも撮影スタッフひとりという条件では、三脚に頼りすぎる業者はあまり期待できないと思います。
    ちなみに当ライブシネマでは、撮影スタッフひとりの場合は会場隅に目立たぬように無人のカメラを三脚に据えた上で、メインはあくまでも手持ちで撮ります。そして手持ちのデメリットを軽減するために、一脚をつけて運用しております。

    機材の話はまだ他にもありますが、もう細かすぎるほどになっちゃったと思います。
    次回は他の話に進みましょう。

    show&mii
    (ё_ё)「見た目はごつくて中身は家庭用並みのカメラがあるなんて、驚きね!」
    (∂_∂)「外見だけじゃ判断できないんだね。人間と同じだなあ…」


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    ビデオ業者の選び方〜業者間の比較ポイント1

    8月はブライダル業者はシーズンオフ。それだけにお得な価格設定をしている会場などもあり、節約カップルは敢えて今月に挙げられる方もいらしゃいます。
    当ライブシネマも7・8月向けの夏割引をしておりますので、興味のおありの方はホームページで案内をお読み下さい。

    さて今日からは ビデオ業者を選ぶ上での比較ポイントを御説明していきます。
    前回までは会場提携業者と外部業者の比較でしたが、ここからはどちらかというと外部業者の中でどこを選ぶかの基準になりそうですね。とはいっても、会場提携業者のあり方も一律ではないので、提携・外部にこだわらない比較のヒントにもなるかとは思います。

    お値段

    会場提携業者が会場や中間に入る業者にマージンを取られるため、かなり高価になりがちであることは既に御説明しましたね?
    ですからお値段の面では外部業者が断然お得なわけですが、そうした業者間にもけっこうな価格差があります。
    およその相場は検索してみて各業者を比較してみると分かってくると思いますが、結婚式+披露宴の両方をカメラマンひとりで(ハイビジョンではない)SD撮影するとすると7〜9万円程度で、それ以下ならお安め、超えるとやや値段が張る…という感じではないでしょうか?(最近は価格競争が激しくて、もっとお安いのが「相場」になりつつあるかも知れませんが)

    となると上の条件で55000円でお撮りする当ライブシネマなどは格安の部類に入るわけですが、もちろんそれには理由があって正直、小規模業者ですからお値段で勝負しなければならないということが大きいのです。それから、現場スタッフである私が直接に運営・営業している(中間の手数料、人件費が要らない)ということもあります。
    あとは(綺麗事を言うわけではなく割と本気で思っているのですが)マージンのせいで高くなってしまう式場提携業者に頼めない新郎新婦を支援したいという気持ちもあるのです。
    そのほか低価格を維持するための工夫もしているのですが、そのことが決して作品の出来映えを貶めないように考えております。
    ただし当方も式+披露宴で90000円のプレミアムコースを用意しておりまして、そこにはカメラマンを二人使うからという理由が、ちゃんとございます。そして作品内容にも二人使っただけの成果が(当たり前ですが)必ずあらわれます。また、ハイビジョン撮影にも追加料金がかかります。

    当方の業務説明はこの程度にして、一般の業者で上記の条件で10万円とかになってくる場合は、それだけの理由がなければおかしいです。もしその理由が値段に見合ったものと考えられないなら、その業者に頼むのは見合わせても差し支えないのでしょう。

    さらに気を付けなければいけないのは、あまりにも安すぎる業者です。
    具体的に言えば式と披露宴の両方を撮って40000円を切るような場合は、ちょっと考える必要がありそうです。これはもう、普通に考えてブライダルビデオの場合は撮影と編集のギャラでほとんど消えてしまうような金額だからです。機材の維持費などの必要経費はどこから出てくるのでしょうか…。
    このような普通では考えられない激安の場合、理由は次の3つが考えられます。

    1.できあがった作品を宣材などに使うことを条件にしたモニター価格
    2.実際の請求額はもっと高くなる
    3.学生同然のカメラマンがバイト気分で業者を謳って運営している


    1の場合は、まあ納得できる理由ではあります(シーズンオフ期などのサービス価格も、これに準じるものです)。
    モニター価格は、お客様の側に抵抗がなければ、ひとつの選択肢ではあるでしょう(ちなみに宣材としてネットで公開されることにもメリットはあるようです。当方の場合、「公開されたことにより当日来られなかった遠方の親戚に見て貰えた」という思わぬお言葉を頂いたことがあります)。
    ただ、中にはいつまで経ってもモニター価格を謳っている業者もありますので、その場合は実は3ではないかと疑ってみることも必要かと思います。まともな業者で、運営していかねばならず、さらに自分の仕事に誇りがあるなら、ずっとモニター価格ではやっていけないでしょう。

    2はなんだかんだと理由をつけて見積額を上げてくる業者の例で、要するに最初に謳っている基本料金は釣り餌でしかないわけです。
    結果的に同じ○○円になるとして、最初からその額を打ち出している業者と、ずっと低価格のフリをして当然かかってくる基本交通費や(DVDなどの)メディア代の名目で上乗せして同額にする業者では、誠実さに天地の差があると思うのですが、いかがでしょうか? こうした「基本料金は釣り餌で上乗せが激しい業者」の場合、実際の支払いまで気が抜けませんよね…。
    中には、ブライダルなのに土日祝日料金を取るという例もありますので、注意が必要です。まだ平日料金という方が理解できませんか? いや、ウチは取りませんけど(笑)。

    3のような例はときどき見かけます。
    いまやインターネットでホームページを作ってしまえば誰でも業者としてアピールできる時代ですので、映像の専門学校などの学生が「ブライダルビデオなら簡単に着手できそうだ」という間違った認識で普通のプロでは考えられない価格で引き受けようとしてしまうのです。
    しかし、いざお金を貰って一生の記念の映像をお作りするという観点からみればブライダルビデオはそんなに甘いものではありません。断言しますが専門にやってないのであれば学生はもちろん他の映像のプロにもそう簡単にできるものではないのです。
    実際私のところでも映画やテレビのスタッフを使うことがありますが、必ず私の立ち会いのもとで研修を積むことから始めさせています。そして彼らは一様に「こんな難しいものとは思わなかった」と言います。
    ブライダルビデオの難しさについてはまた別の機会を設けて詳述しますが、3のような例…学生はもちろん写真屋さんが副業的にやっているような場合もまず長続きしません(経験のあるビデオカメラマンを専用に雇っているのなら別ですが)。結果的に「難しすぎる!失敗も多い!や〜めた!」となるわけですが、こうした“なんちゃって業者”がやめてしまう前の犠牲になることだけは避けようではありませんか。

    show&mii
    (ё_ё)「ビデオに限らず、ブライダルの料金の相場って分からないよね」
    (∂_∂)「客として慣れてる人がいないからなあ」


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