ビデオ業者の選び方~業者間の比較ポイント4
秋の結婚式シーズンの多忙な時期を過ぎても仕上げに時間がかかり、ブログの更新がたいへんご無沙汰になってしまいました。今日からぼちぼちと進めていこうと思います。
今日は(話は前後しますが)撮影体制について、前々回で書き切れなかった使用機材について追記いたします。
使用機材(カメラ・三脚以外)
撮影機材
稀な例ですがクレーンを使ってブライダルビデオを撮影しているのを見たことがあります。
クレーンを使った絵づらといっても一般の方はピンと来ないかも知れませんが、歌番組などでは頻繁に使われているので注意して見てみて下さい。
高い位置から一気に対象に寄っていくときなど、ダイナミックな効果があります。ブライダルでは式を挙げたばかりの新郎新婦が(会場外に単独に建てられた)チャペルから出てきて、大階段を降りてくるときにドラマチックな雰囲気を盛り上げることでしょう。
ここまで大規模な機材となると会場の外部業者ではなかなか持ち込めないはずで、私が見た例でも式場内に機材置場のある提携業者が使用していました。
もちろん式場提携業者でも、ほとんどは使用しません。ですので、クレーンまで使うのであれば高額なのも納得できるといえます。
ただしビデオ全編の中でクレーンが活躍する場というのはごく限られているのではないでしょうか。そのために高いお金を払うかどうかは、あくまでもお客様の判断です。
式場提携業者だけが使える特別な機材としてクレーンよりも効果的なのは(設置されていればの話ですが)、むしろ会場備え付けのカメラでしょう。
例えば祭壇に上がれないチャペルでキリスト教式を行う場合、祭壇内やその上方に設置されたカメラをリモートコントロールできれば、それはかなりのメリットとなります。この場合は外部業者より式場提携業者を選ぶ大きな理由になりそうです。
外部業者でもたまに使う特殊な撮影機材にステディカムがあります。
初耳な方も多いかとは思いますが映画『シャイニング』('80)などで使用されて映像業界に広まった機材で、移動しながらの撮影で手持ちのブレを軽減してあたかも宙を滑るようななめらかさを実現するものです。
本来はTiffan社の登録商標で写真も同社のサイトのものですが、こうした本格的なステディカムはカメラマンが専用のごついジャケットを着込んで使用するもので、なかなか手軽に使用できるものではありません。
現在は他社による簡易化した製品もステディカムと呼ぶ人もいます(マニアには手作りする人も多いです)。どちらかというとイメージビデオ的な処理に向いているので、当日エンドロールなどで出番が多いかも知れません。
式・披露宴全般をもれなく記録するビデオでは、使いどころは限られてくるのではないでしょうか。私見では、司会者によるお二人の紹介や祝電披露の最中に、会場をなめ回すように撮るのに使えるんじゃないかと思います。新郎新婦の入退場なんかで、画面にしっかりお二人を納めた絵を持続させるのは普通の手持ちの方がいいような気がするのですが…。
もしステディカムを使うことで料金が高くなることがあるのなら、それだけの意味があるか吟味することが大事だと思います。普通に手ぶれがなくなるだけじゃなく、ふわふわと宙を漂うような独特の効果を出す装置ですから。
他に私が使う機材というと、披露宴でライブ演奏などが行われ、その音をマイク録音でなるべく綺麗に録りたいというご希望があったときにカメラとは別にレコーダーを使うことがあります。この場合はもちろん追加料金を頂くのですが、そんなにお高くはありません。私の場合は、ZOOM社のH2というハンディレコーダーを使っています。また、特にご要望が無くてもお客様からコメントを頂くときは、カメラに外部マイクを接続しています。
今日は(話は前後しますが)撮影体制について、前々回で書き切れなかった使用機材について追記いたします。
使用機材(カメラ・三脚以外)
撮影機材
稀な例ですがクレーンを使ってブライダルビデオを撮影しているのを見たことがあります。
クレーンを使った絵づらといっても一般の方はピンと来ないかも知れませんが、歌番組などでは頻繁に使われているので注意して見てみて下さい。
高い位置から一気に対象に寄っていくときなど、ダイナミックな効果があります。ブライダルでは式を挙げたばかりの新郎新婦が(会場外に単独に建てられた)チャペルから出てきて、大階段を降りてくるときにドラマチックな雰囲気を盛り上げることでしょう。
ここまで大規模な機材となると会場の外部業者ではなかなか持ち込めないはずで、私が見た例でも式場内に機材置場のある提携業者が使用していました。
もちろん式場提携業者でも、ほとんどは使用しません。ですので、クレーンまで使うのであれば高額なのも納得できるといえます。
ただしビデオ全編の中でクレーンが活躍する場というのはごく限られているのではないでしょうか。そのために高いお金を払うかどうかは、あくまでもお客様の判断です。
式場提携業者だけが使える特別な機材としてクレーンよりも効果的なのは(設置されていればの話ですが)、むしろ会場備え付けのカメラでしょう。
例えば祭壇に上がれないチャペルでキリスト教式を行う場合、祭壇内やその上方に設置されたカメラをリモートコントロールできれば、それはかなりのメリットとなります。この場合は外部業者より式場提携業者を選ぶ大きな理由になりそうです。

初耳な方も多いかとは思いますが映画『シャイニング』('80)などで使用されて映像業界に広まった機材で、移動しながらの撮影で手持ちのブレを軽減してあたかも宙を滑るようななめらかさを実現するものです。
本来はTiffan社の登録商標で写真も同社のサイトのものですが、こうした本格的なステディカムはカメラマンが専用のごついジャケットを着込んで使用するもので、なかなか手軽に使用できるものではありません。
現在は他社による簡易化した製品もステディカムと呼ぶ人もいます(マニアには手作りする人も多いです)。どちらかというとイメージビデオ的な処理に向いているので、当日エンドロールなどで出番が多いかも知れません。
式・披露宴全般をもれなく記録するビデオでは、使いどころは限られてくるのではないでしょうか。私見では、司会者によるお二人の紹介や祝電披露の最中に、会場をなめ回すように撮るのに使えるんじゃないかと思います。新郎新婦の入退場なんかで、画面にしっかりお二人を納めた絵を持続させるのは普通の手持ちの方がいいような気がするのですが…。
もしステディカムを使うことで料金が高くなることがあるのなら、それだけの意味があるか吟味することが大事だと思います。普通に手ぶれがなくなるだけじゃなく、ふわふわと宙を漂うような独特の効果を出す装置ですから。
他に私が使う機材というと、披露宴でライブ演奏などが行われ、その音をマイク録音でなるべく綺麗に録りたいというご希望があったときにカメラとは別にレコーダーを使うことがあります。この場合はもちろん追加料金を頂くのですが、そんなにお高くはありません。私の場合は、ZOOM社のH2というハンディレコーダーを使っています。また、特にご要望が無くてもお客様からコメントを頂くときは、カメラに外部マイクを接続しています。
![]() (∂_∂)「歌番組なんかじゃ全カメラがクレーンで動き回ることがあるよね」 (ё_ё)「言っちゃ悪いけど、テクニックをひけらかしてるみたい。落ち着いて見てられないわ!」 (∂_∂)「ブライダルビデオでも同じこと。まずは堅実に二人を撮ってくれて、変わった機材の話はそれからだね」 |
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![]() ブログ主のライブシネマ島田の撮影業務については、ライブシネマのサイトへ。主な業務範囲は関東です。結婚式・結婚披露宴・二次会の記録ビデオだけではなく、プロフィール・ビデオや当日の撮って出しライブ・エンド・ロールの作成も扱っています。 |
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